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【5分でわかる!】生命保険の仕組みや人気商品!

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生命保険、という言葉。多くの方が耳にしたことがあると思います。

日本で生命保険に加入している人は、男性では80.9%、女性では81.9%と、およそ8割にのぼります。
(『生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成25年度』から引用)

しかし、「入ってはいるけれど、内容はよくわからない」「気になっているけれど、どんなものなの?」と思われている方も非常に多いと思います。

本記事では、そんな疑問を解決するために「生命保険の基礎知識」をご紹介します。

 

生命保険ってどうやって出来たの?

まずは日本における生命保険の歴史からお話します。

遡る事、慶応3年(1868年)。かの有名な福沢諭吉が彼の著作内で、既にヨーロッパで確立されていた生命・損害保険制度のことを紹介したのがきっかけでした。

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その後、あらゆる人々が実際に日本でも保険会社を設立しようと試み、そして上手く開業、運営をすることが出来たのが、事実上の最古の保険会社「明治生命」(現・明治安田生命)となります。

その後「朝日生命」「日本生命」と続き、日本国内での近代生命保険が確立していきます。

 

さて、今出てきた有名な保険会社の名前以外に、現在はカタカナの名前の会社も多くみられますね。

その殆どは「外資系保険会社」です。海外に拠点を置いている保険会社です。

これらの会社は、主に世界大戦後の高度成長期~バブル期に、「がん保険」や「医療保険」の販売をし始め、その名を広く知られる事となりました。

日本で生まれ日本で運営をしてきた生命保険会社は、終身死亡保険に医療保障やがん保障を特約(オプション)で付ける形を取っていたのに対し、外資系保険会社はがんや医療の保障を単品で販売できたのです。

この流れは今も引き継がれており、それは後程詳しくご説明したいと思います。

 

生命保険ってなにをしてくれるの?

では、そもそも生命保険とはどんなものなのか、という話になります。

簡単に言ってしまうと、「身体にまつわる損失を保障する保険」です。

色々な種類の商品が出ていますが、多くは病気やケガなどで亡くなってしまった時や入院や手術をした時などに保険金を受け取れるもので、また一部の保険はお金を貯める性能も持ち合わせています。

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例えば、専業主婦の奥様と生まれたばかりのお子さんというご家庭を持っている、働き盛りの旦那様が、ある日事故で亡くなってしまったとしたら。

家計を担っていた旦那様の収入が突然途絶えてしまい、しかし奥様は幼いお子さんを置いて働く事は出来ない…。そうなってしまった時に、「旦那様に万が一のことがあった時、まとまったお金が出る保険」に入っていれば、奥様はそれを元手に生活を立て直す猶予が出来ます。

 

生命保険って皆どんなものに入っているの?

記事の冒頭で、保険の加入率のお話をしましたが、では実際皆さんはどんな生命保険に入っているのでしょうか。

今多くの方が入られているのは、「どうやって出来たの?」でご紹介した「終身死亡保険に特約が付いた」保険。「定期付き終身保険」と呼ばれます。
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終身型の死亡保険(死亡した時、あるいは高度障害と呼ばれる状態になってしまった時に既定の保険金が受け取れる保険)を主契約として、そこに医療特約(病気やケガで入院、手術をした時に保険金が受け取れる)やがん特約(がんと診断された時や、がんの治療目的で入院や手術をした時に保険金が受け取れる)等の様々な保障の「定期型」特約が付いています。

終身の死亡保険は契約時の保険料から一生涯変動はありませんが、特約部分は定期=保険期間が定まっている為、決められた期間ごとに更新となり、その度に保険料も上がっていきます。

「終身保険と言われて入ったけど、10年おきに保険料が上がっていく…」というお悩みをお持ちの方は、この保険に入っている可能性が高いのです。

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この「定期付き終身保険」は、ひとつの契約であらゆる「万が一」に備えられる為とても便利で分かりやすいのですが、抑えておきたいポイントがあります。

それは、保険料が上がる度に安くしようと保険金額を下げたり特約を外したりしていくことで、最終的には終身保険部分のみになってしまい、いざ入院手術が多くなる年齢になったとしても保険金が下りないという事態が招かれやすい、ということです。

また、最悪の場合は終身保険部分の保険金額も下げてしまい、契約時は万が一の際に500万円受け取れるはずだったのに、いざその時になってみたら50万円しか受け取れなかった…なんてことも実際にはあるのです。

 

逆に、外資系保険会社や、元々損害保険を取り扱っていた保険会社が生命保険に参入した会社の生命保険は、「死亡保険」「医療保険」「がん保険」などを、単品で販売しているため保険の設計の仕方が異なっています。

単品の保険商品となると、ひとつの保険で用意できる保障の範囲が狭いので、いくつも契約をすることとなってしまいます。利点としては、「ご要望に合った死亡保険があるA社」「ご要望に合った医療保険があるB社」という風に、入る保険をカスタマイズすることが出来ます。

 

まとめ

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恐らく、今保険に加入されている多くの方が、保険に入ったきっかけとして「勧められたから」「とりあえず何か入っておこうと思った」というものが多いのではないでしょうか。

保険は立派な「買い物」です。それも総額で言えば非常に大きなお金が動きます。

皆さんが日常生活で大きな金額の買い物をする時、その商品が「お金を出す価値がある、自分が求める性能のもの」であるかを考えるように、保険についても「なぜ生命保険に入りたいのか」を保険のプロに相談しながら明確にしていって、そのご希望に添える保険商品を是非見つけてください。

今は、色々な保険会社の商品をご案内出来る保険の相談ショップが普及していますので、今保険に入っている方もこれから入ろうと考えている方も、一度行ってみてはいかがでしょうか?

 

 

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