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損害保険における基礎知識 最近トレンドの火災保険とは?

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非常に手厚い補償が受けられる我が国の社会保障ですが、身体にまつわる「保障」は健康保険制度、運転中のリスクをカバーする自賠責保険があります。共に強制加入で保険の適用を受けられます。特に、公的医療保険に関しては、税率が高い北欧諸国と比べても、勝るとも劣らない社会保障制度です。一方で、損害に対する「補償」については民間の保険利用でカバーする必要があります。ここからは、損害保険に着目して基礎知識を共有していければと思います。

【車や財産“物”にまつわる保険は損害保険】

交通事故や火災、地震や盗難、これらのアクシデントや天災により「物」が損失を被った場合に、その費用を補填するのが損害保険です。自動車保険については、皆様にも馴染みがあるでしょう。近年の相次ぐ災害で、ニーズが高まりつつある火災保険や地震保険も損害保険の代表格です。また、例外的に「人」を対象にした損害保険もあります。それが傷害保険です。対象は「人」と「物」で異なります。しかし、偶然の事故や、災害による死亡、入院でなければ保険の適用になりません。つまり、損害保険における適用要件は同一なのです。

【ニーズが高まりつつある火災保険。その仕組みと補償内容を確認】

火災保険とは主に火災や天災によって被った損害に対する保険のことを言います。補償内容を具体的に見ていくと、火災に対する補償はもちろん、建物外部からの物体の衝突、落雷や雪災等も補償内容に含まれます。一般的には、水濡れや盗難も補償する保険が多いと言えます。しかし、まれに補償対象外になるケースもあるので、加入の際には注意が必要です。

【損害保険の加入し過ぎには要注意?費用対効果を再確認】

保険に加入する際には費用対効果を勘案することが非常に重要です。生命保険と損害保険においては保険金給付の際のルールに違いがあります。基本的に保険料は純粋な保険金の源泉になる純保険料と保険会社の利益になる付加保険料の2点から構成されています。また、損害保険においては損害額の範囲を超えて保険料を支払われることはありません。この点、生命保険とは決定的な違いがあります。仮に、複数社と保険契約を結んだとしても、損害額を超えた部分の保険金は支払われませんので、補償内容が重複しないようにご自身に必要な補償を今一度よく考えた上で保険の準備をしましょう。不明な点は専門家に聞いてみると安心ですね。

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