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車検を受けたばかりの車の定期点検は必要?

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車検と定期点検はどこが違う?

車検を受けたばかりなのに、もう定期点検のお知らせが届いたと驚いたことはありませんか?整備工場では車検の際に定期点検も同時に行いますので、車検と定期点検は同じものだと考えているドライバーの人も多いようです。確かに似たようなイメージがあるため違いがわかりにくいかもしれませんが、車検は安全性や公害防止の保安基準に合っているかどうかを検査のことをいいます。定期点検は故障やトラブルが発生しないように事前に行う点検や整備のことです。

 


車検=国で定められた制度

外観、安全防止面、公害対策面などが保安基準に適合しているかどうかを検査します。ただし、合格したから次の車検まで安全が保証されるというわけではありません。一定期間ごとに自動車、排気量250cc超の自動二輪車に対して実施する検査です。自家用乗用車の初回の有効期間は3年、以降は2年です。この有効期間が終了するまでに車検を行う必要があります。

定期点検=車の健康診断

定期点検には1年点検、2年点検などがあります。それぞれ自動車の使用者には実施が義務付けられている法定点検です。1年点検の場合、点検する項目は26項目と定められており、2年点検の場合にはそれに30項目がプラスされた56項目について点検を実施します。定期点検は車の故障を防ぎ、性能の維持を図るために行います。定期点検は人が健康の管理・維持のために受診する健康診断に似たイメージで捉えておくと良いでしょう。

定期点検を受けなかった場合

仮に定期点検整備を行っていなかったとしても法的な罰則はありません。ただし、車検の際に2年点検を確実に行ったことを証明する定期点検整備記録簿を提示する必要があります。この定期点検整備記録簿には点検の記録が行われていますので、内容を把握したい場合には確認しておくと良いでしょう。また、定期点検を実施した時にはフロントガラスに点検整備済ステッカーが貼られます。これは定期点検を実施しましたという証なので、次の定期点検の実施時期がわかるようになっています。

まとめ

人も健康診断を行うことで気が付かなかった病気に気が付く場合があります。車も同様に、定期点検を行うことで不慮の事故などを起こすことの予防が可能です。健康診断も定期的な受診が推奨されているように、車の定期点検もしっかり実施しましょう。車の点検や整備は、自己責任で行うものです。ただし分解整備事業者以外の人が車を分解整備することは認められていませんので、ユーザー車検などで車検を実施した場合には定期点検は行われていないということに注意しましょう。

この機会にご自身の契約内容を確認されることをお勧め致します。

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