もっと身近に保険の知識を

知っていますか?損害保険って実は落とし穴があるんです。

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皆さんは、損害保険に入っていますか?

損害保険の補償対象は、多くがお家や車など、大きな金額のものです。

だからこそ、それらに万が一の事があった時に必要となる損害保険を「とりあえず入っておけば安心!」という考え方で入ってしまうのは勿体ないと思いませんか?

今回は、損害保険について知っておきたい基礎知識をご紹介します。

損害保険って、なにをしてくれるの?

損害保険とは、「ものに関する損失を補償する保険」です。

  • 火災保険:建物や建物内の家具など(家財)に損失が出た場合に保険金を受け取れる保険
  • 自動車保険:自動車で事故を起こしてしまったリ、自動車が故障してしまった時に保険金を受け取れる保険
  • 傷害保険:ケガが原因で手術をしたり病院に通院した時などに保険金を受け取れる保険

これらは有名なところですよね?

「火災保険」は名前から誤解してしまうかもしれませんが、契約内容によっては火災だけでなく強風による損害(風災)や、雨や洪水による損害(水災)などにも対応することが出来ます。なぜ「火災保険」という名前なのかについては、次の項目でお話します。

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ちなみに、生命保険は「保障」損害保険は「補償」という言葉を使います。

これは、生命保険が「保険の対象者の生活を保つ」ためのもので、損害保険は「保険の対象の損失を補う」ためのものであることの2つの性質の違いから来ています。

 

損害保険って、どうやって出来たの?

ではこの損害保険、どのような歴史で人々の生活に組み込まれてきたのでしょうか。

「損害保険」そのものの始まりはヨーロッパです。

遡って14世紀頃、船での貿易が盛んだったヨーロッパでは、船での輸送が成功した場合は金融業者が商品の代金を払い、成功した場合は金融業者が手数料を受け取る、という「海上保険」の仕組みが出来ました。損害保険の始まりは「海の上」だったのです。
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日本でも同様の仕組みは存在していましたが一度廃れ、その後海外の海上保険が輸入されると、日本で最初の海上保険会社「東京海上保険(現・東京海上日動火災保険株式会社)」が設立されます。

他にも会社名に「海上」という言葉が入っている日本の損害保険会社がいくつかありますが、それはこの歴史が由来なんですね。

また、火災保険もヨーロッパが始まりです。ロンドンにて大きな火災があった時に、海上保険を基にした火災による損失への保険が生まれました。近代の火災保険および、損害保険の仕組みは、これが基になっています。

生まれるきっかけが火災だったので、様々な損害に対応できる今でも「火災保険」という名前が用いられています。

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日本に近代の損害保険が入って来たのは、幕末から明治維新にかけて。海外との貿易が盛んだった時期ですね。「生命保険って、どんなもの?」にて出た福沢諭吉の著書も、日本に損害保険の存在を知れ渡した要因のひとつです。

その後世界の動きに合わせて、自動車が普及し始めたなら「自動車保険」、高度経済成長にて自動車による事故やケガが多くなってきたなら「傷害保険」と、様々な種類が生み出されていきます。

 

損害保険って、保険金はどういう風にもらえるの?

さて、「なにをしてくれるの?」の項目で「保障」と「補償」の違いについて言及しましたが、それは保険金の支払われ方にも表れています。

生命保険は「定額給付」が基本で、例えば医療保険に入っていた方が病気で入院をした時には、契約時に決めた「入院日額」に基づいて保険金を受け取ることが出来ます。

ですが損害保険の基本は「実損填補」で、例えば火災保険に入れていた自宅の壁が壊れてしまった場合は「壁が壊れたことで出た損失額と同額の保険金額」が受け取れます。「壁が壊れたらいくらの保険金額が出ます」という風には決まっていません。

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火災保険で「建物800万円」という表記があったりしますが、それはあくまで「建物に損失が出た時に出る保険金額は800万円が上限です」という意味なのです。

上記の壁が壊れた例では、「実際の損失額」は具体的に言うと修理費ですね。修理業者が出してくれる請求書を保険会社に提出して、保険会社が最終的にOKした金額を保険金として受け取ることになります。

 

この性質から、生命保険以上に損害保険は「どこから加入するのか」を考える必要性があります。詳しくは次の項目にて説明いたします。

 

損害保険って、どこから入ればいいの?

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損害保険の、特に自動車保険は今「通販型」をよく見ますね。

電話やネットで簡単に入れて、保険料も安い。これらは確かなメリットです。現在は自動車保険の加入者の内、通販型利用者は1~2割程度だそうですが、これから更に利用者は増えていくと予想されています。

ですが、前の項目で言った通り、自動車保険を含む損害保険は基本実損填補型です。保険会社に「認められた損害額」が、受け取れる保険金額になります。

しかし保険会社も、出来れば出ていくお金は少なくしたいので金額交渉を持ち掛けてきます。けれどこちらだって、困って保険を使っているのにもらえる保険金を安くされては困りますよね。

そういう場合に、契約者の事を考えてくれる保険代理店に任せれば、技術を駆使して交渉をしてくれます。

まとめ

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損害保険は生命保険よりも「相手と交渉する」ことが重要
になってきます。だからこそ、契約者である自分のことを考えてくれる「人」から加入する方が、いざという時の安心に繋がります。

冒頭で記述した通り、損害保険は家や車などの大きな金額のものに対する保険です。

もし保険料の安さだけで通販型を考えている、または加入している方は、以上の事を前提に一度「どんな補償とどんな対応が欲しいのか」を考えてみてみるのもいいかもしれませんね。

 

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