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【自動車保険】保険を使うと保険料は上がるの?

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自動車に乗っている方はだいたい7割から8割の人が任意保険に入っています。

保険を使うと必ずしも保険料が上がるわけではありません。

保険を使っても保険料が上がらない事故と、上がる事故があるのです。
自動車保険のどの補償を使ったら保険料が上がるのでしょう?


自動車保険の補償内容は3つ

自動車保険ってよくわかりませんよね!いろんな特約があるし、保険会社によっても内容が違うし、保険料も違うし・・・ですが自動車保険はどの保険会社でも、大きく分けて3つの補償があります。それは、賠償・傷害・車両の3つです。

賠償保険とは

まずは賠償保険ですが、賠償とは自分の過失で他人の物や身体に損害を与えてしまい、法律上の損害賠償責任を負った時に使える保険です。・・・難しくてよくわかりませんね?

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簡単に言うと、自分が悪くて他人の物を壊したり、他人にケガをさせてしまったりした時、その損害のうめあわせをしなければいけないと決められている時に使える保険です。

この賠償保険は、人に対する賠償の場合は「対人賠償」といい、物に対する賠償の場合は「対物賠償」といいます。よくCMなどでも「対人・対物賠償は無制限!」と言っていますよね。あの保険は、この賠償保険のことです。

傷害保険とは

傷害保険は身近にある保険なので聞いたことがある人も多いと思いますが、自動車保険における傷害保険とは、自動車に乗っていた人がケガをしてしまった時の保険です。

自動車の外にいる人にケガをさせてしまった時は対人賠償になるので、これは自分のためや自動車に乗っていた人のための保険ということです。自動車の傷害保険は大きく分けて2つあり、人身傷害補償保険や、搭乗者傷害保険がそれにあたります。

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人身傷害補償保険は、自動車に乗っていた人が自動車事故で死傷してしまった場合、保険金額の範囲内で、実際に生じた損害額を、自分の過失にかかわらずすべて受け取ることができます。

自動車事故の場合、双方に過失がある場合、どちらがどのくらい悪いという割合(過失割合)によって、相手に賠償します。つまりこちらが6割悪い事故の場合は、自分のケガの治療費を相手から4割しかもらえないということになります。

しかしこの人身傷害補償保険に入っていれば、自分の過失にかかわらず、相手からの損害賠償より先に、自分の過失分を含めて保険金を受け取ることができるため、相手との示談が長引いても速やかに保険金を受け取ることができます。

安心してケガの治療に専念できますね。

人身傷害補償保険が実際に生じた損害額を補償するのに比べて、搭乗者傷害は実際にいくらかかったからいくら支払うというものではありません。

医療保険のようにあらかじめ決められた保険金額を、通院した日数やどこをケガしたかとか、亡くなった場合や後遺障害が残った場合に保険金として支払います。

車両保険とは

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車両保険もなんとなく聞いたことがありますよね。

自動車事故で人がケガをしたら傷害保険、自動車に損害があったら車両保険です。

これは自分自身の車を直すための保険です。車両保険にも種類がありますが、ここでは割愛します。車両保険についてはそれのみについて詳しく述べている回がありますので、そちらをご参照ください。

>>>車両保険についての記事を詳しく見てみる

 

使ったら保険料が上がる保険とは?

ズバリ、賠償保険と、車両保険です。

車両保険はどういう事故に使ったかによって等級の下がり方が違います。

例えば飛び石でフロントガラスが割れてしまったり、いたずらで傷をつけられてしまったり、自然災害による事故の場合、1等級ダウン事故となります。

車庫入れに失敗してしまった時や、車同士の衝突で自分の車を直すために保険を使った場合は、3等級ダウン事故となります。これらの事故は下がる等級に差があるものの、保険を使った場合は保険料が上がります。
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しかし対人賠償は、賠償する金額によっては自分の保険を使わなくて済む場合があります。それはなぜかというと、自動車に乗る人が入ることを義務付けられている、自賠責保険があるからです。

自賠責保険は被害者保護のための保険のため自分のケガには使えませんが、相手のケガであれば120万円まで保険金が出ます。そして自賠責は、任意保険より先に使われます。

つまり、相手のケガの治療費等が120万円を超えなかった場合は自賠責保険で支払える範囲となり、自分の対人賠償保険を使わなくてすむため、保険料は上がりません。

使っても保険料が上がらない保険とは?

察しのいい方ならもうおわかりかもしれませんが、自動車保険の大きな3つの補償の中で、傷害保険だけは使っても等級が下がらず、保険料が上がることはありません

ですので、自分のケガで保険を使っても、自動車事故で相手の車や自分の車を自費で直すのであれば、等級に影響がなく、保険料は上がらないということです。

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人身傷害であれば実際の治療費のほかに、通院日数によって精神的損害として慰謝料的な保険金が支払われますので、そういうお金を修理代に充てることもできますね。

事故はないのが一番ですが、もし事故を起こしてしまった時は、落ちついて保険屋さんに相談しましょう。あなたにとって最善の提案を考えてくれると思いますよ

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