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生命保険と損害保険の違いとは?

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私たちの生活にも非常に身近な保険。国民皆保険における健康保険制度もさることながら、自身で民間の保険に加入されている方も多数いらっしゃると思います。急病時の経済的負担に備える「保障」、車や家財の万が一に備える「補償」。共にリスクに備える為には保険に加入する必要があります。大分すると「生命保険」と「損害保険」に分かれる保険制度。ここからはその違いについて解説していきます。

【生死や病気“人”にまつわる保険は生命保険】

基本的に「人」に関わる保険は生命保険に分類されます。家族の誰かが亡くなった際に、保険金が支払われる死亡保険、あるいは入院費用や手術費用をカバーする医療保険、いずれも「人」に関わる保険です。これらは生命保険に分類されます。日本における社会保障制度は非常に手厚いことで有名です。しかし、それだけではカバーしきれない部分ももちろんあります。医療保険に任意で加入されている方も多数いらっしゃるでしょう。それも広義の意味では生命保険に分類されると言うことです。その他、終身保険や定期保険、収入保障保険や年金保険も生命保険に分類されます。

【車両や盗品など“物”にまつわる保険は損害保険の「物保険」】

損害保険の中の一つに「物保険」があります。具体的には火災保険や自動車保険の車両保険、海外旅行損害保険でバックなどの盗難にあった時の損害などを指します。生命保険の加入率は約9割に対し、損害保険は多岐にわたる為、損害保険としての加入率の詳細データーはありません。
しかしまだまだ「物保険」の加入率は低く、自動車保険の車両保険で3~4割程度、火災保険の特約の地震保険に関しては約2割程度とまだまだ低いのが現実です。

【生命保険と損害保険の“人”に対する違いとは?】

生命保険と損害保険の大きな違いとしては、生命保険は保障が加入時に決められた金額を受け取れる「定額給付」となっているところです。
その点、損害保険では「実損填補」といって、事故や損害で生じた損害分を補償するのが一般的となっています。
生命保険や医療保険のように“人”に対する保険は病気やケガで入院した時に保障の対象となります。、損害保険の一つ、傷害保険も“人”がケガで入院や手術をしたときのための保険ですが、傷害保険でいう「ケガ」は主に「突発的かつ偶発的な外来の事故」による被ったケガを対象としている点が大きな違いでしょう。傷害保険の内容によっては、「突発的かつ偶発的な外来の事故」によるケガの場合でも入院した場合だけが給付の対象になる場合、通院だけで対象になる場合があります。この機会にご自身の補償内容も確認してみましょう。

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