もっと身近に保険の知識を

入院した場合に自己負担となる食費や部屋代など

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

入院時の自己負担額は公的医療保険制度における給付対象(一部負担金)部分と公的医療保険制度における給付対象外(全額自己負担)部分があります。

公的医療保険制度における給付対象となる費用は、入院、手術、検査、投薬、注射などの治療費(7割~9割分)と、一部負担金(3割~1割分)に分けられます。

そして公的医療保険制度における給付対象外となるものは、先進医療の技術に係る費用と、差額ベッド代や食事代など入院中の治療費以外の費用などがあります。

この公的医療保険制度の給付対象外となる費用部分は全額自己負担する費用に該当します。

入院環境・看護など

入院すると様々な費用が必要になりますが、全額自己負担で追加サービスを受けることができます。

・病衣のレンタル
・テレビ・冷蔵庫の利用(テレビカード購入)
・電気毛布のレンタル
・タオルのリース
・洗濯機・乾燥機の利用

上記以外にも毎日の食事代、差額ベッド代、先進医療を受けた場合の費用がかかります。

入院中の食事代

入院した時に提供される食事の代金は、定められた金額を自己負担することになります。

入院時に提供される食事代が、1食について定められた金額を超えた場合には入院時食事療養費として健保組合が病院に支払いますが、特別メニューなどを本人が希望した場合の特別料金については自己負担になります。

入院中の食事にかかる料金は社会保険・国民健康保険とどちらの場合も平成28年4月1日から1食260円から360円に値上りしています。

特別療養環境室料(差額ベッド代)

入院にかかる費用に差額ベッド代がありますが、基本的には1~4人部屋で入院した際にかかる費用で特別療養環境室料といいます。

一般的には差額ベッド代と呼ばれている費用ですが、入院日数が長くなればなるほど負担は大きくなります。

保険が適用されるのは5人部屋以上の大部屋の料金で、大部屋と室料の差額は特別料金として自己負担することになります。

差額ベッド代が発生する基準として、・一病室4床以下で1人あたりの床面積が6.4㎡以上、ベッドごとにプライバシー確保できる設備が整備されている場合などがあげられます。

先進医療を受けた時の費用

先進医療に係る費用は全額自己負担することになりますが、医療の種類や医療機関によって金額は異なります。

ただし、先進医療に係る費用以外の通常の治療と共通している診察・検査・投薬・入院料等の費用については一般の保険診療と同様の扱いとなりますので各健康保険制度における一部負担金が発生します。

自己負担を軽減するために

このように入院した場合には様々な費用が必要となり、保険適用にならない費用についても自己負担することになります。

負担を軽減するために医療保険に加入しておくと安心です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*