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自動車保険の保険料を滞納するとどうなる?

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銀行口座にお金を入れておくのを忘れてしまったり、クレジットカードの引き落としなど、他の支払いが多かったり、お祝い、不幸など予期せぬ出費があった等の理由により、保険料の引き落としができなかった・・・そんな時は一体どうなるのでしょう。どういう手続きをすればよいでしょうか。 

【保険料を滞納しても、すぐに保険がなくなることはない】

保険料を期日まで支払えなかった場合、すぐに保険が失効してしまうことはありません。(失効とは、保険が効力を失うことです)保険料の払込ができなかった翌月以降、各社保険会社によって1~2ヶ月の猶予がありますので、その間に保険料を支払えば問題はありません。滞納してしまった時は、期限までに忘れずに保険料を支払いましょう。

【滞納を繰り返すことでのデメリット】

保険料を滞納してしまい、失効の手前まで行くことが何度もあると、保険会社によっては満期までの保険料を一括で支払わなくてはならないこともあります。数ヶ月分の保険料を一括で支払うのは負担が大きいことだと思います。

また、保険料の滞納、失効、再契約という流れを何度もすることで、「契約者が保険料を支払う意思がない」とみなされ、保険会社から保険の加入を断られてしまう可能性もあります。そうならないよう、できるだけ保険料を滞納することは避けたいものです。

【自動車保険が失効してしまった場合】

そして、もし自動車保険が失効してしまった場合はどうなるのでしょう。 自動車保険の保険料を決める一つの大きな要素に、等級制度というものがあります。この等級とは、自動車保険に新規で加入した時に、通常6等級から始まり、1年間無事故だった場合、1等級上がります。自動車保険の保険料は無事故の期間が長ければ長いほど、事故のリスクが低いと判断されるため、その分保険料が安くなっていきます。 そしてこの等級は、保険が一度でも途切れてしまうと即座に失われてしまい、たとえ20等級であったとしても、もう一度保険を契約する時は、新たに6等級から始めなければならないのです。 無事故で何年もかかってコツコツと上がっていた等級が、数ヶ月保険料を滞納するだけで失われてしまうのです。とてももったいないことですよね。1等級上がるのに1年もかかるのです。自動車保険の保険料を滞納してしまった時はすみやかに支払い、自動車保険が失効することがないようにしたいものですね。

 

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