低血圧という状態は、全身の動脈圧が正常値を超えて低下した状態で主な症状には頭痛、肩こり、めまい、立ちくらみ、不眠、倦怠感、集中力低下、手足の冷えなど他にも様々な症状があります。
Contents
低血圧を起こす原因
低血圧は全身を循環する血液量が減少することや、心臓から送り出す血液量が低下することによって起こります。
その原因となるのが過度なダイエットによる食生活の偏りや運動不足、精神的ストレス、疾患によるものなどです。
不規則な生活などによって体が負荷を受けて交感神経の機能が低下することで血圧が下がっている状態の場合には、栄養バランスの取れた食生活や睡眠を整えるだけである程度改善できます。
低血圧を改善するには
低血圧は高血圧のように薬を服用して無理に血圧を調整する必要はありません。
規則正しい生活やなどによって自律神経を整えて改善していくことが望ましいといえます。
栄養バランスの取れた『規則正しい食事』を
無理なダイエットが理由で貧血からくる低血圧もありますので、朝食を抜いたりせずに少量でも三食食べるようにしましょう。
イワシの丸干しや納豆など滋養のあるものや、生姜など新陳代謝を活発にするものが良いでしょう。
また、コーヒーや紅茶などのカフェインにより血圧を上げる効果が期待できますので飲み過ぎないようにしましょう。
『禁煙と禁酒』で血行不良を改善
喫煙は血行不良の原因です。血流を悪くさせる原因であるタバコを控えることは低血圧の改善になります。
また、アルコールは血行促すようなイメージが強いですが、低血圧の場合には血圧通常よりも低下させることから逆効果です。
『適度な運動』は健康の基本
軽い運動は筋肉が鍛えられることで血流を良くします。
軽く散歩をしたりジョギングやストレッチといった身体に負担をかけずに短時間で簡単にできることを取り入れましょう。
そして運動を行う際には脱水症状にならないことが大切です。十分に水分を補給しながら行いましょう。
シャワーだけでなく『湯船に浸かる』習慣を
入浴はシャワーだけで済ませるのではなく、できれば湯船に浸かるようにしましょう。
肩まで入るだけで血行はある程度良くなりますが、温水と冷水に交互につかる温冷交代浴はさらに血行を良くします。
まずは熱めのお湯に2分程度浸かります。その後冷たい水を手足に10秒ほどあてます。
そしてまたお湯に浸かるということを5回ほど繰り返しましょう。
温度変化に皮膚が刺激を受けることで血管が収縮を繰り返して低血圧を改善できます。
低血圧には生活習慣の改善が一番
低血圧は高血圧と違って命に関わるというわけではありません。しかし貧血や冷えなど健康と言える状態ではありませんので、日々の生活習慣から見直して改善するようにしましょう。