動悸とは、心臓の鼓動や心臓の動き、脈の間隔などが普段と違うと感じる不快な症状です。
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日常生活での動悸の原因
過剰に興奮した時や、過度の緊張や不安を感じた時などに脈が速まることがあります。
自律神経の働きにより体が興奮状態となって起こる生理的な反応なので、何が原因で起きているかが明確な場合は特に心配しなくても良いでしょう。
しかし安静にしているのにも関わらずこのような動悸の症状を感じる場合には注意しなくてはなりません。
自律神経を刺激する飲み物によるもの
お茶やコーヒーに含まれるカフェイン、お酒のアルコール、タバコを吸うと摂り入れられるニコチンなどは自律神経を刺激して脈拍を速める作用があります。
そのため摂り過ぎることで動悸を引き起こすことがあります。
疾患が動悸を引き起こす場合も
動悸を引き起こす原因として心臓病が代表的ですが、バセドウ病やうつ病などでも動悸を感じることがあります。
さらに女性の場合には、更年期など女性ホルモンの分泌量が変化することが原因で動悸の発作が起こることもありますし、貧血なども動悸の原因となりますので注意しましょう。
薬の副作用による動悸
狭心症や低血圧の治療として血管を拡張する薬を服用している場合や、腸の働きを抑える薬を服用していることが原因で動悸を引き起こすことがあります。
糖尿病治療のインスリン投与が過剰になると、低血糖に陥って動悸を招く場合もありますし、心臓病や高血圧の治療薬を中止すると動悸が起こることもあります。
薬の処方を受けている場合には、医師の指導に従って正しく服用することが大切です。
動悸の発作が起きた時の対処法
動悸の発作が起こった場合には、楽な姿勢でおさまるのを待ちましょう。
深呼吸を繰り返し、ゆっくりと首の動脈や両眼を押してみるとおさまる場合もあります。
動悸だけでなく胸痛や呼吸困難などがある場合にはすぐに医療機関を受診するなどが必要になります。
安静にしているのに動悸が生じる場合は、心臓や内分泌ホルモンなどに異常がある可能性があります。
発作が起きた時に可能な限りで脈拍数や脈の間隔、動悸の強さなどを確認しておき医療機関を受診した時に伝えるようにしましょう。
動悸を感じる時には注意
先に述べたような原因など、なぜ動悸が起きているか明確な場合ではなく、安静にしている状態でしかも何が原因で動悸を感じているのかわからないという場合には注意が必要です。
動悸が起きる原因は様々ですが、疾患や副作用によって生じていることもありますので一度医療機関などを受診するようにしましょう。
健康診断などの受診も大切ですし、日頃から血圧や脈拍などをチェックして不整脈など起こしていないかなどを確認するようにしましょう。