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生命保険の世帯加入率は?

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生命保険文化センターでは一般家庭における生命保険の加入実態や保険や保障に対してどのような考え方を持っているか把握する目的として、昭和40年から3年ごとに生命保険に関する実態調査を実施しています。

全体の約9割が生命保険に加入している

この調査(平成27年分)によると、民間の保険、簡易生命保険、JA、県民共済・生協などの生命保険への世帯加入率は89.2%という結果が出ており、前回調査した時より1.3ポイント低下しています。

9割を下回ったのは2003年以来ですが、全体を見ると約9割の世帯が生命保険に加入しています。

これはたくさんの人たちが保険に対して必要性を感じている結果と言えます。

特に医療保険への加入率が高い傾向

近年、保険会社は様々なニーズに対応できる保険商品を展開し販売しています。

平成27年に民間生命保険へ加入している世帯のうち、医療保険や医療特約の保障を確保している世帯は91.7%となっておりかなり高い加入率だということがわかります。

特に家計を支える世帯主の加入率は85.1%という割合で配偶者の加入率69.6%と比較してもわかるように高い傾向であることがわかるでしょう。

がんへのニーズも高まりつつある

同様にがん保険やがん特約の保障を確保している世帯についても60.7%と前回調査時よりは若干の減少は見られるものの平成15年から緩やかな増加傾向にあります。

経済的なリスクについて回避する意識が強くなったことや、近年のがん罹患率が高まっていることが理由と言えるでしょう。

世間の人たちの生命保険に加入する目的

民間の生命保険にどのような目的で加入しているのかについては、医療費や入院費のためという目的や、万一の家族の生活保障のためという目的が50%を超える割合で他の目的を大きく上回っている状況です。

さらに今後検討したい生活保障についての準備項目は、世帯主や配偶者が老後を迎えた時の生活資金が最も高い割合を締めています。

公的保障と私的保障の両方が必要と8割以上の人が考えていることからわかるように、老後に対する不安を改善する保障に対して必要性を感じている人が多いようです。

事故はある日突然起こるもの

もしも生命保険に加入しておらず予期せぬ事態が起きた場合には、それまで穏やかな日々を送っていたのに一変する可能性も否定できません。

ある日突然世帯主が事故に遭い、仕事が続けられなくなったら家族の生活費はどうなるでしょう。

病院に通院するためにもお金は必要ですし、入院や手術を行うことになればさらに費用はかさみます。

さらに将来子供が大学に行きたいと言った時に入学資金などの備えや、自身の老後の蓄えも十分かどうかを考えていく必要があります。

リスクから自身や家族を守るために

生きていく上で様々なリスクから自身や家族を守り、先々人生のイベントごとに必要になるお金についてもしっかりと備えておくことが生活を守っていくことに繋がります。

生命保険の世帯加入率を参考にしながら、自分や家族にとって必要な保障は確保できているかを今一度見直すようにしましょう。

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