生命保険会社から受け取ることができるお金には、保険金と給付金があります。
保障の種類によって支払われる保険金や給付金は異なります。
保険金とは
保険金は被保険者が死亡した場合や高度障害状態になった場合、もしくは満期を迎えた時に生存していた時に生命保険会社から支払われるお金です。
給付金とは
医療保険の場合、入院や手術の際に支払われるお金は給付金と呼ばれております。
死亡保険とそれに関わる保険金、給付金
被保険者が死亡した時に支払われる保険金や給付金などは次のとおりです。
・死亡保険金
保険期間中に被保険者が死亡したことで支払われる保険金で、一時金として支払われる以外に年金のように分割して受け取ることができるものもあります。
・高度障害保険金
保険期間中に被保険者がケガや病気で所定の高度障害状態になった時、死亡保険金と同額の保険金を受け取ることができます。
・特定疾病保険金
三大疾病と言われているがん、急性心筋梗塞、脳卒中を発症したことで所定の状態になった場合に保険金を受け取ることができます。
・災害死亡割増特約保険金
交通事故や自然災害などの不慮の事故によって死亡もしくは所定の高度障害状態になった時、死亡保険金に加えて割増し分の保険金が支払われます。
医療保険の給付金
医療保険でケガや病気の治療のための保障として支払われるお金が給付金です。
ただし保険商品によって支給条件が異なります。
・入院給付金
被保険者が病気やけがで入院した場合に、入院1日あたりの金額が入院日数に応じて支払われます。
・手術給付金
被保険者が手術を受けた際に支払われます。
・通院給付金
治療のために通院した場合、通院1日あたりの金額が通院日数に応じて支払われます。
・女性疾病特約入院給付金
女性特有の疾病で入院した場合、通常の入院給付金に合わせて受け取ることができる給付金です。
がん保険の給付金
がん保険は治療の長期化や治療費の高額化が起こりがちながん治療に特化した保険です。
そのためがん以外の疾患に対する保障は対象外になっています。
・がん診断給付金
被保険者ががんと診断確定された時に受け取ることができます。
・がん入院給付金
がんの治療を目的として入院した場合に、入院1日あたりの金額が入院日数に応じて支払われます。
・がん手術給付金
がん治療で手術を行った場合に支払われます。
・がん通院給付金
がんの治療を目的として通院した場合、通院1日あたりの金額が通院日数に応じて支払われます。
どちらも保険会社から支払われる保障
保険金と給付金はどちらも支払事由に該当した際に保険会社から支払われるお金です。
ただし自動的に保険会社から支払われるのではなく、請求しなければ支払われることはありませんので忘れずに請求手続きを行うようにしましょう。
