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がん治療においては先進医療も検討材料に。抗がん剤治療による副作用リスクを回避

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不治の病と言われた「がん」も、いまやそうではなくなりつつあります。特にがんの種類によっては、発生の原因が解明されたり、「未病」の対策も進みつつあります。しかし、未だに続く治療法の抗がん剤については、重い副作用があることも事実です。かといって、先進医療を採用すると多額の治療費が掛かってしまいます。ここからはがん治療における基礎知識と、先進医療費に対する備えについて、考え方を共有出来ればと思います。

【抗がん剤の重い副作用 その出現時期は?】

がん治療とは切っても切り離せない抗がん剤治療。がん細胞が増えるのを防いだり、転移や再発防止を目的とした治療になります。手術や放射線治療が局所治療を目的としていることに対し、抗がん剤治療は広範囲に及ぶ予防や治療が目的です。未だにがん治療における柱とも言える治療法です。しかし、その副作用が問題視されているのです。抗がん剤によって、白血球や血小板の数が減少します。投与直後の急激なアレルギー反応、手足のしびれや脱毛はその代表例です。倦怠感も長期間続くと言われています。その出現時期は様々で、吐き気や嘔吐、体の倦怠感については投与から1週間以内に出ることがほとんどです。また、脱毛等の症状は1ヶ月以内に出現すると言われています。

【先進医療の進歩!重粒子線治療とは?】

がん治療において副作用はつきものです。上述した、抗がん剤治療もさることながら、局所治療に用いられる放射線治療でも副作用が発生します。従来の放射線治療では、体外照射の際に、体の表面近くで放射線量が最大になり、がん細胞にダイレクト照射ができません。つまり、がん病巣以外の正常な細胞にも多大なダメージを与えてしまうのです。しかし、先進医療における重粒子線治療では、がん細胞にピンポイント照射を行うことが可能です。よって、正常な細胞へのダメージを極限まで押さえることが可能なのです。もちろん、副作用を始めとした身体への負担は少ない方が良いですから、この治療は非常に有効と言えます。

【高額な先進医療費には民間の医療保険で備える】

がん治療に非常に有効な先進医療ですが、公的な医療保障制度の対象外になります。民間の医療保険では手術費や先進医療費に関わる給付を受けることが可能です。重粒子線や陽子線等のがん治療における技術料は、1回あたり300万程度かかると言われています。最新の保険では先進医療費を2,000万円上限に設定しているものも多く、保障が充実しています。

今やがんですら治る時代となってきました。質のよい治療を受ける為にも、先進医療保障も準備しておくと安心です。

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