自動車に乗っている人は、多かれ少なかれ事故にあうリスクがあります。
自分は安全運転だから大丈夫！と思っていても、停車中に追突されてはよけようがありませんし、停まっている自動車の横を通り抜けようとしたら突然ドアが開く場合もあるかもしれません。
自動車に乗る以上は事故が起きることを想定し、万が一の時にあわてないように、どうしたらいいかを頭に入れておきましょう！
【事故が起きる前にしておくこと、気を付けること】
まず自動車に乗る人は、事故が起こった時に自分を守るための保険に入っておきましょう。これは自分がケガをした時にその治療費をまかなうためでもありますが、他人の物に損害を与えてしまったり、他人にケガをさせてしまったり、最悪死なせてしまった時などに、莫大な賠償金を負うことになるためです。
自分の生活を守るためにも対人・対物の補償は無制限に、さらに人身傷害のように自分のケガに使える保険に入っておきましょう。
自動車のダッシュボードの中に、車検証と自賠責の証明書が入っている方が多いと思いますが、そこに自動車保険の証券のコピーや、事故の時に電話をする連絡先を入れておきましょう。困った時はここに連絡する！ということを準備していれば、万が一事故にあってしまった場合でも、ここに連絡すれば大丈夫という安心につながると思います。
代理店の番号をスマホに入れている方もいるから大丈夫と思われる方もいると思いますが、スマホが壊れることや自分が電話をできない状況になることも考えられますので、誰が見てもわかるようにしておいた方がいいですね。
事故発生！まず最初に何する？
事故を起こしてしまった！！という時、気が動転するかもしれませんが、とりあえず落ち着いてください。起きてしまったことは取り返せませんので、これ以上被害を拡大させないためにも、まず落ち着きましょう。
気が動転したままだと、また別の事故を引き起こしてしまうかもしれません。安全なところに自動車を止めて、自動車を降りる場合には周りに十分注意して降りましょう。
そして、ケガ人がいる場合にはすぐに救急車を呼びましょう。人命救助が先決です。もしケガ人がいない、もしくは軽いケガですぐに病院に行かなくてもいいような時は警察を呼びましょう。
自宅で車庫入れに失敗したような事故であれば警察に連絡しなくてもいいと思いますが、自動車同士の事故や、ガードレールにぶつかってしまったというような自動車と他人所有物の事故、歩行者や自転車とぶつかってしまったというような自動車と人の事故の場合、必ず警察に届ける必要があります。
その際に、どこの警察署から来た人で（管轄がどこか）、人身事故扱いなのか物損事故扱いなのかを確認できると完璧です。でもこれは絶対聞かなければいけないことではないので、もし聞き忘れてしまっても大丈夫です。
さらに相手がいる場合は、相手と連絡先を交換しましょう。自動車同士であれば免許証を見せてもらい、きちんと相手の名前と住所を確認してください。
こちらが加害者の場合は被害者が嘘をつくことはあまりないかもしれませんが、双方に過失が出る場合や、こちらが追突されてしまったような完全な被害者の立場になるような場合などは、嘘の住所や電話番号を言われてしまったら逃げられてしまうかもしれないからです。
そうならないためにも、本人確認証をきちんと見せてもらい、可能であれば写真を撮らせてもらえれば確実です。保険屋さんに連絡するのはその後で十分ですので、まずは相手の名前、住所、電話番号、相手が入っている保険会社等、相手の情報を仕入れましょう。自動車の損害の状態も、相手と一緒に確認できると完璧です！
保険屋さんに事故の報告をする
保険屋さんに事故報告する時に現場の住所を聞かれますので、事故が起こった場所を覚えておくか、電柱などにある住所表記の写真を撮っておいてくださいね。
警察の現場検証などが終わって相手とも連絡先を交換し、さあ帰ろうという時にさらに事故を起こしてしまう時もあります。事故が起こった直後は自分で意識していなくても気が動転していたり、興奮していたりする場合がありますので、気をつけて家に帰ってください。
自宅や落ち着いた場所に移動したら、保険証券と免許証を準備して保険屋さんに電話をしましょう。
保険屋さんに聞かれることは、事故が起こった日時、場所、どういう状況で事故にあったか、公道での事故であれば運転していた人の免許証の情報、自動車の損傷箇所と損傷の程度、相手がいる場合は相手の情報です。事故の状況などを詳しく話す必要がありますので、契約者と運転していた人が違う場合は、運転していた本人が連絡するといいですね。
まとめ
- 自動車保険に入り、車の中に保険証券のコピー、連絡先を準備しておく。
- 事故が起こった時はまず落ち着いて、ケガ人がいる場合は、救急車を呼ぶ。
- 公道での事故の場合、駐車場で相手がいる事故の場合等は、警察を呼んで届ける。
- 相手がいる場合は連絡先を交換する。（相手の免許証を確認する）
- 保険証券と免許証を手元に準備し、保険屋さんに連絡する。
そのあと車検証や自賠責のＦＡＸを依頼されるなどもあると思いますが、状況によって保険屋さんが教えてくれますので、そこまで覚えていれば大丈夫です。何はともあれ、事故を起こさないように、くれぐれもご注意くださいね！そして事故が起こったとしても慌てずに、落ち着いて対応してくださいね。
