
自分が入っている自動車保険は他人と比べてどうなのだろう?安いのだろうか、それとも高いのだろうか??
自動車保険に入っているとそんな疑問が湧いてきますよね。保険は形のないものなので、事故にあってしまった時など、いざという時は入っていてよかった!!
と思えますが、その「いざ」がないと、保険料ってけっこう高く感じるものですよね。
ではなぜ保険料の格差が起きるのでしょう?保険料を決める要素って一体何でしょう?
保険料の違いが起こるのはなぜ
保険会社によって保険料を決めていますので、保険会社が違えば保険料が違うというのは納得できますよね。でも、同じ保険会社で同じ補償内容であれば、保険料が違うのはなぜなの??と思ってしまいますよね。
実は保険とは、入っている人のリスク(=事故の起こりやすさ)によって、保険に入っている人が平等になるように保険料が決められています。
わかりやすい例で言うと、年齢条件によって保険料が全然違いますよね。
免許を取ったばかりの未成年の人は、事故を起こす確率が高いので、若い人も乗れるような年齢条件になっていると保険料はすごく高くなります。
また、高齢になると事故を起こす確率が高くなるので、主に自動車に乗る人が70代以上の場合は、保険料が高くなるように設定されています。
自動車の車種による保険料の違い
保険会社によって様々な補償内容や特約に違いがありますが、各種保険会社は、車種によって保険料が違ってきます。
これはどの車種がどういう事故が多いのかという統計の元、損害保険料率算出機構という中立の立場の機関が、自動車ごとの料率を決めているからです。
自動車の保険料を決める料率とは、対人、対物、傷害、車両の4つで、この4つの事故の起こりやすさによって料率が決められます。
対人の事故率が高い車種であるとか、車両の事故率が高い車種であるといったように、それぞれの車種によって事故の多さの統計によって料率クラスが決められています。
これはどういうことかというと、例えば若い人に好まれる車種であれば対人、対物の事故が多くなりますし、車庫入れに失敗した等の車両事故が増えるでしょう。そのため、そういう車種は対人、対物等の料率が高く設定され、保険料が高くなります。
一方、若い人に好まれないような車種で、事故率の低い年齢層に好まれる車種であっても、盗難されやすい車種というのは車両の料率が高くなります。そうなると、道路上での事故は少なくても、保険料は高くなるということになります。
自動車は、その車種によって起こりやすい事故の統計を基に決められた料率クラスによって保険料が決められています。
乗る頻度による保険料の違い
自動車保険に加入する時に、自動車に乗るのは主にどんな時ですか?と聞かれると思います。これは、乗る頻度が高いほど事故率は高くなるため、自動車を使う目的によって保険料が違ってくるからです。
買い物やどこかに出かける時に使用するというのが、リスクとしては一番低くなります。乗る時間が短いため、事故も起こりにくいからです。
それより保険料が高くなるのは、通勤や通学に使用する場合です。通勤や通学は、休日以外ほぼ毎日乗ることになるからです。
一番保険料が高くなるのは、仕事で自動車を使用する場合です。通勤よりさらに自動車に乗っている時間が長く、事故が起こるリスクとしては一番高くなるためです。
乗る人による保険料の違い
自動車保険では主にその自動車に乗る人を設定しますが、それによっても保険料が違ってきます。
主に乗る人の免許の色がブルーなのか、ゴールドなのかでも保険料が違いますし、乗る人の範囲が、その人だけなのか、またその人の配偶者や家族も乗るのか、それとも他人も乗れるようにするのか、乗れる人(運転して事故があっても補償を受けられる人)が多くなるほど保険料は上がっていきます。
どんな人が乗るのかわからないとリスクが上がっていくからです。
保険料が違う要素まとめ
①年齢条件
②自動車の車種
③何に自動車を利用するか(使用目的)
④運転する人(記名被保険者)の免許の色、運転できる人の範囲
主にこれらの要素によって保険料が違います。
保険料が高くなるからといって実際の状況とは異なる契約をしていたり、乗る人の範囲が変わったのに保険の内容を変えるのを忘れていたりすると、いざという時に保険が使えない!
なんてことになる場合もありますので、保険の内容を自分の環境や条件にきちんと合わせてく