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放火に合った際等は果たして火災保険は有効な選択肢である?

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出火原因の一位は放火

冬場は火を使う暖房器具を使用することもあり、空気の乾燥が気になる時期です。空気が乾燥することで火の取り扱いには注意が必要となります。ただ、出火原因として最も多いのは暖房器具によるものではなく「放火」です。放火の疑いというケースを含めると、出火原因全体の2割近くを占めています。放火以外の火災であれば冬の乾燥する時期から春にかけて多く発生しますが、放火は季節の影響を受けることなくいつでも発生する可能性があります。

 


放火の発生が多い曜日や時間帯

消防庁などが集計した結果によると、放火は月曜日に発生することが多く、時間帯は夕方から深夜にかけて多いようです。共用部分を含む住宅部分や敷地内で多く発生し、本や雑誌、段ボールなどの紙類、落ち葉や枯葉、ゴミや合成樹脂製品などに着火されています。良く燃えて広がるものを火元の対象に狙っていることがよくわかります。そのため庭や敷地内に不要になったものを置いていると、放火の対象として狙われることになるかもしれません。

放火が原因の火災は保険金の対象?

放火が原因の場合は、第三者による放火であれば補償の対象になります。ただし契約者や被保険者、保険金の受取人、これらの法定代理人が保険金目的で故意・重過失・法令違反により起こした火災は補償対象外です。

また、火災保険の免責事項にある「戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変または暴動」による放火も補償対象外となります。契約している火災保険がある場合には、自分の火災保険の契約内容について今一度確認してみると良いでしょう。

火災保険の保険金額の目安は?

火災保険でどのくらいの補償を得るかは、同じものを再築または再取得する際に必要な金額を基準とします。もし火災に遭った後の生活のためにと、評価額より高い保険金額で契約していても実際の損害発生時には評価額を超える部分は保険金として支払われません。

保険料を多く払うだけ無駄になりますし、逆に保険料を抑えるために評価額より低い金額で契約すれば保険金が減額されてしまうことになります。火災保険はいざという時のための補償を得るためのものです。適正な保険金額と保険料で契約するようにしましょう。

放火に遭ったらどうしますか?

もしも自分の家が第三者によって燃やされてしまい帰宅したら家がすっかり無くなっていたら…。火災の原因の1位は放火です。自分には関係ないと思っていても、実はどこにいても起こりうることなのです。もしも自宅が放火に遭ってしまい損壊してしまった場合のために、火災保険で備えておくことは必要なことでしょう。

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