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介護老人保健施設の特徴と提供されるサービスについて

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どんな人が何のために利用する施設?

介護施設にも色々な施設がありますが、介護老人保健施設は医療ケアやリハビリが必要な65歳以上で要介護状態の人を受け入れている施設です。あくまでも目的は在宅復帰なので、自宅に戻るためのリハビリを中心としたケアが実施されます。終身制で利用できるのではなく、3か月ごとに継続して入所するかどうかの判定が行われますので退所が可能と判定された場合には退所することになります。

 


施設で提供されるサービス

理学療法士や作業療法士による回復期のリハビリテーションがメインですが、介護職員が食事や排せつ、入浴などの身体介護ケアも実施していますし、医師や看護師による医療ケアも実施しています。

利用するために必要な費用

毎月負担する費用は、家賃・光熱費・食費・日常生活に必要な雑費です。入居一時金の負担はなく、その額も入居する本人や扶養義務のある家族の世帯収入・課税状況に合わせて部屋の種類などで違います。

入居するための必要条件

入居対象者は原則65歳以上であること。そして要介護1以上の要介護認定を受けていることが基本条件です。他にも病状が安定していること、長期入院の必要がないことなど施設に条件に違いがあります。また、40~64歳の場合でも、特定疾病に認定され介護を必要とする状態であると認定されている場合は入所基準を満たしているとみなされます。

居室の種類は基本的に4種類

・従来型個室
1室に1つのベッドが配置されており、1人で部屋を利用することができます。

・多床室
1室に複数のベッドが配置されており、老健では4人部屋が多く見られます。

・ユニット型個室
1室に1つのベッドが配置されている個室です。約10室が1ユニット(グループ)になり、ユニットごとに設けられているリビング・トイレ・浴室・キッチンなど共有スペースを共同生活の場として利用しながら生活します。

・ユニット型準個室
多床室を分割して個室扱いになっている部屋で、施設によっては完全な個室にはなっていない場合があります。生活スタイルはユニット型個室と同じです。

受けることができる3種類のサービス

介護老人保健施設が提供しているサービスは、入所サービス・ショートステイ・通所リハビリの3つです。どのサービスでも医学的管理のもとでの看護や介護ケア、専門の訓練スタッフによるリハビリ、食事や入浴などの日常サービスを受けることができます。介護老人保健施設は医療ケアとリハビリテーションが充実していることが特徴です。

介護老人保健施設へ入所を検討するなら

都市部では満室の施設が多く存在し入居率は高めです。しかし入所者の平均在所日数が1年弱と短期であるため、基準を満たしてることで3か月から半年まてば入所できる場合が多いでしょう。医療やリハビリテーションは充実していますが、在宅復帰を目的にしており、終身制ではないということを踏まえて申し込みを行うようにしましょう。

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