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自然災害での事故の費用って誰の保険を使うの?

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自分の車を守るための補償に、車両保険がありますよね。車両保険でイメージできる補償って、どんなものでしょう?自動車同士の事故はもちろん、そのために入っているようなものですよね!

あとは車庫入れに失敗してしまった時とか、ガードレールにぶつかってしまったとか?

しかし車両保険で補償できるのはそれだけではありません!

 
【保険料の決め方】

火災にしても自動車の事故にしても、家の素材や運転する人によって損害額は違ってきます。

たとえば火災保険であれば、火災が起きた時に木造より鉄骨の家の方が燃えにくいので損害額が低くなるということで、鉄骨の家の方が保険料は安くなります。

同じように車も、この車種は若い人に人気で免許取りたての人がたくさん乗るから事故が多いとか、この車種は人気があるから盗まれやすいとか、そういった理由で保険料が違ってきます。

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また、免許取りたての18歳の人は事故を起こす確率が高いので保険料が高いとか、一番運転に慣れていて事故が少ない40代・50代は保険料が安いとか、逆に高齢になって判断力が落ちてきて事故が起こりやすくなる70代以降は保険料が高いとか、様々な要因によって保険料が違ってきます

保険料は事故が起こりやすい(損害額が大きくなりやすい)人にとっては高くなるように、事故が起こりにくい(損害額が小さくなりやすい)人にとっては安くなるように、事故が起こる確率など様々な面から考えて、どの人からも公平に保険料をもらうようにできているのです。

【車両保険の等級制度って?】

自動車保険は等級制度と言って、無事故を何年続けたかによって保険料が変わる仕組みがあります。保険は、日本全国でどのくらいの事故があって、そこで支払った保険金がどのくらいだから、そこに保険会社の利益や人件費を考えて、保険料が決められています。

保険料は、事故が少なければ安くなり、事故が多いと高くなります。支払う保険金が多くなればその分保険料が高くなるのは当然ですよね。そういう理由で、事故を起こさずに何年もいると、1年に1度等級が上がって、「事故を起こすリスクの低い人」として保険料が割安になります。

ですが一旦事故があり保険を使ってしまうと、その等級は通常3等級(事故によっては1等級)下がってしまいます。保険は公平に保険料をもらうように作られていますので、無事故で15等級に上がった人と、事故があって18等級から15等級に下がってしまった人とでは、事故が起こりやすいリスクが違うと考えます。

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1度事故を起こした人は残念ながら今後も事故を起こすかもしれない人として、無事故で等級が上がった人と比べて割引率が低くなってしまいます。そして3等級下がったのであれば3年間、1等級下がったのであれば1年間、事故があった人はなかった人に比べて割引率が下がります。

【物にぶつけた場合ではなく、物がぶつかってきた場合】

車同士の事故の場合、過失割合と言って、どちらがどのくらい悪いのかという割合が決められます。例えば6対4で自分の過失が6割だった場合、相手からもらえる賠償金は4割、逆に自分が支払わなくてはならない金額が6割になります。

しかし一方で、相手がいない事故というのもあります。自分で車庫入れに失敗してしまった場合や、風で飛んできた物が車にぶつかったり、高速道路などで飛び石によってフロントガラスにヒビが入ってしまったりという、物との衝突の事故です。

車同士の事故や自損事故で保険を使うと3等級下がりますが、物が飛んできた場合や飛び石による事故の場合、1等級ダウン事故になります。

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例えば台風などの強風で、近所の家の屋根がはがれて自分の車にぶつかったり、大雪で隣の家の屋根から雪が落ちてきてボンネットが凹んでしまったりした場合、自分は悪くないし相手が賠償するべきだ!と思われるかもしれませんが、法律上は賠償してもらえません。

これは、台風による強風も、雪による損害も、その持ち主にはどうすることもできない自然災害なので、賠償する義務はないとされるためです。ですので、そういう場合は相手がいようといまいと純粋な「事故」として自分の保険を使うしかありません。

しかしこのような事故の場合、下がる等級は1等級で、事故あり等級の期間も1年間ですので、運が悪かったと諦めるしかありません。

もしくは損害額が軽いようだったら、保険を使わないで自己負担で直すという選択肢もありますね。今後上がる保険料と損害額を比べて、どちらがお得なのか見極めてくださいね。

【自分が物を落としてしまった場合】

極めてレアケースかもしれませんが、自分の車から落ちた物が原因で後続の車が事故を起こしてしまった場合というのも考えられる事故ですね。

例えば、ルーフに積んであったスノーボードの固定が甘くて外れて落ちてしまったり、トラックの荷台から荷物が落ちたりして、後ろにいた車がそれに巻き込まれて事故を起こしてしまった場合や、それを避けようとして事故を起こしてしまった場合、その物があったせいで事故が起きたという因果関係がはっきりした時は、物を落とした人に賠償義務が生じます。

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自然災害と違って、自分が積んでいた物の固定が甘かったから外れてしまって、他人に迷惑をかけたという過失(落ち度)が生じるためです。その場合、自動車保険の対物賠償で支払われますのでご安心ください。

3等級下がってしまいますが、それだけの保険金を支払ってもらうので、仕方ないことですよね。でも3年間無事故であればまた事故がなかった人と同じ割引にもどりますので安心してください!

まとめ

保険会社(保険代理店)は保険のプロです。

自分では判断できないような場合や、困った場合は、「こうした方がいいですよ!」という的確なアドバイスがもらえるかもしれませんので、何か困ったことがあったらすぐ相談しちゃいましょう!

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