日常生活の中には様々なリスクが隠れており、普通に生活していても突然リスクと遭遇して自分が被害を受けることになる場合や、逆に誰かにケガを負わせてしまい加害を与えてしまう場合もあります。
日常の中で隠れたリスクに対して補償してくれる保険に「個人賠償責任保険」というものがあります。
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生活の中で役に立つ賠償責任のための保険
個人賠償責任保険は、日常生活で他人にケガを負わせた場合や、他人の物を壊してしまい法律上の損害賠償責任を負った場合に補償されるものです。
本人以外にもその配偶者、同居の親族、生計を共にする別居の未婚の子が対象となります。
個人賠償責任保険の具体的な例
・友人の家で高価な美術品を壊してしまった場合
・自転車で走行中、歩行者とぶつかって後遺障害を負わせてしまった場合
・マンションのベランダから鉢植えを落下させて通行人にケガを負わせた場合
・駐車場に停めてあった車に傷を付けてしまった場合
・飼い犬が他人に噛みつきケガを負わせた場合
・デパートで買い物中、陳列商品を破損させた場合
・自宅マンションの風呂場からの水漏れを起こして階下の家財に損害を与えてしまった場合
・小さい子供が外で遊んでいる際にボールを車にぶつけて窓にヒビを入れてしまった場合
様々なケースが想定できますが、身近に起こりうる事故に対応してくれる保険なので加入していると心強いです。
広範囲に渡って補償される保険
居住している住宅の使用や管理を原因とする偶然の事故で与えた損害に対して補償されます。
被害者に対する損害賠償金が保険金支払いの対象です。
個人賠償責任保険の対象とならないケース
他人の身体や財物に損害を与えた場合が支払い対象ですので、名誉棄損やプライバシー侵害などは補償の対象になりません。
対象とならない事故としてあげられるものは次のとおりです。
・職務遂行中の賠償事故
・車両（原付・船舶・航空機等も含む）の所有、使用、管理により発生した事故
・闘争行為による事故
・他人から借りた物を壊した場合の賠償事故
・同居の親族に対しての賠償事故
などです。
自分や家族が安心できるために
個人賠償責任保険の補償範囲は自分だけでなくその家族が事故を起こした場合の事故にも対応してくれる便利な保険です。
個人賠償保険は単品で契約することも可能なのですが、一般的な加入方法は火災保険や自動車保険、傷害保険などに特約として付帯して契約するという方法です。
ただし特約として付帯していた場合には、ご加入の保険を解約すると同時に個人賠償責任保険もなくなるので注意しましょう。
