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糖尿病の検査でわかる血糖値とヘモグロビンA1c

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糖尿病の診断基準となるのは血糖値とヘモグロビンA1cの値と、身長と体重から割り出すBMIから判断されます。血糖値は食前食後で大きく数値が変わる為、検査のさいには朝食抜きで空腹時に血糖値を測定します。空腹時血糖値が126mg/dlを超えた場合、ヘモグロビンA1cの値が6.5%以上の場合は糖尿病の疑いが濃厚なので、必ず医療機関で診察しましょう。

糖尿病とはどんな病気なのか

生きていくうえで必要なエネルギー源は食事から摂取するブドウ糖です。糖は血液によって体内の細胞に運ばれていきます。血液中の糖のことを血糖といいいますが、この血糖の量が異常に増加している状態が糖尿病です。通常は食事を摂ると血糖値は高くなり運動などでエネルギーを消費すると血糖値は低くなります。健康な人は血糖値とインスリンとのバランスが一定の範囲内でコントロールいているので食事や運動で極端に変動することがないのです。インスリンとは血液中の糖(ブドウ糖)を筋肉や肝臓などへの取り込みや血糖を下げる働きをしている唯一のホルモンです。このインスリンの作用が十分作用されず血糖値が高くなるのが糖尿病です。

糖尿病の症状

血糖値が高い状態が続くと尿の量が多くなり、その分脱水症状になり水分を多く飲みたくなります。糖が尿に出る為に体のたんぱく質や脂肪を利用してエネルギー源とする為、体重が減ってきます。エネルギーを使い体重が減ることで疲れを感じやすくなって倦怠感を感じることもあります。ただ軽い状態の場合はこのような症状でも気づきにくいことも多いので発見が遅れることもあります。

糖尿病の検査

 1.ヘモグロビンA1c・・・・・過去1-2か月の血糖を反映する数値 6.5%以上

 2.早期空腹時血糖値・・・・・朝食抜きで空腹時に血液採取で測定します 126mg/dl以上

 3.75gOGIT・・・・・早期空腹時血糖値を測定 測定後75gのブドウ糖を飲み2時間後の血値を測定 200㎎/dl以上 

 4.随時血糖値・・・・・食事時間や空腹など関係なく測定した数値 200mg/dl以上

以上のいずれかに当てはまれば糖尿病と診断されます。空腹時血糖値が110mg/dl以下、随時血糖値が140mg/dl以下の場合は正常値なので糖尿病の心配はありません。但し、正常の数値よりも多く上記の診断基準値までもいかない数値の場合は糖尿予備軍となるので糖尿病に進行しないように生活習慣を見直し医師の指導などにより食生活などを改善することで未然に防げるようにしましょう。

 

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