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介護者の今や4人に1人は「介護うつ」?その症状とは

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高まる介護への必要性、その中で…

現代病とも言われるうつ病。決して珍しい病気ではありませんが、介護が原因でうつになる介護うつ状態になる人もいます。高齢化が進む日本で、ますます介護を必要とする人は増えていく中、この介護うつは社会的な問題になりつつあります。

負担が大きい介護がもたらす「介護うつ」

介護は精神的にも肉体的にも疲れるもの。特に1人で自宅介護を行っている人にとってその負担はかなり大きいものでしょう。そのような負担が原因で介護うつになってしまうのですが、介護をしている最中だけでなく、介護が終わった後になる場合もあります。

介護うつになる原因とは

介護うつの原因は様々です。まず自分自身の健康状態が万全の状態でないのに誰かの介護をしなければならない肉体的疲労が原因になることがあります。

介護自体がストレスに

厚生労働省の調査によると、介護を行っている人でストレスを感じている人は約6割を超えています。その中でストレスを感じる原因として、被介護者への介護そのものや被介護者の病気にストレスを感じているという人が7割、続いて自分自身の病気や介護、家族との人間関係という回答が多いようです。

責任感によるプレッシャー

特に介護施設などを利用せずに介護を行っている人は、見えないプレッシャーに押しつぶされそうになっている場合があります。人の手を借りることに罪悪感があることから、責任感によって無理をしていることも多いようです。

誰にも相談できない孤独感

介護を行うために仕事を辞めたり、続けていた趣味の活動が行えなくなったという場合、好きなことややりたいことができないというだけでストレスになるでしょう。これに加えて、社会生活から離れてしまう孤独さを感じる場合もあります。誰かに相談したくても、相談相手がいないことで抱え込んでしまうというケースも見られます。

介護うつになりやすい人

介護うつの原因からわかるように、なりやすい人には特徴があります。自責心や責任感が強く真面目な性格の人、あまり周囲に相談したり頼ろうとせず、1人で問題を抱え込んでしまい自分自身で解決しようとするタイプの人などです。

まとめ

介護は介護を受ける被介護者だけの問題ではなく、介護をする人にも大きな負担です。介護うつになることを予防するために、できるだけ誰かに相談できる環境や情報を得ることができる環境を確保することが大切です。また、介護専門の施設などを利用することも悪いことではなく、介護する人が休養をとったり自分の時間を確保するためには必要なことだという認識をしておきましょう。1人でやり遂げようとせず、周囲の協力を得ることも時には必要なことなのです。

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