自動車を運転する際にほとんどの方が入っている任意保険ですが、切り替えに際して気になるのが「等級」について。長年継続加入してきた方々にとって等級が引き下がれば一大事。基本的に、保険料は等級が引き下がれば下がるほど保険料が割高になる仕組みを採用しています。保険会社を変更した場合その等級は引き継げるのでしょうか。
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【そもそも等級とは？支払い保険料と等級の関係性】
等級とはざっくり言うと、ドライバーの優良度合いを示す指標のようなものです。実際に、事故の有無、保険金の支払いの有無によって等級が変動します。個人加入の自動車保険においては、１等級から２０等級まで設定され、その値が大きくなればなるほど優良ドライバーとみなされます。よって、保険料も安くなります。初めて保険に加入する際は、６等級からのスタートとなります。上述したように、事故を起こしてしまった場合にはペナルティがあり、１件につき翌年度から３等級分の等級引き下げが行われます。自然災害や盗難などの場合は1等級ダウンとなる場合があります。逆に、無事故で運転を続けた際には、翌年度の等級は１等級引き上げとなります。無事故で運転を続け、等級が引き上がれば引き上がる程保険料が安くなる仕組みなのです。
【自動車保険の保険会社変更時の等級引き継ぎは可能】
結論から言うと等級は引き継げます。自動車保険には、等級の引き継ぎ制度があり、既契約の保険の等級を生かしたまま、新たな保険会社への切り替え契約が可能です。よって、保険契約変更時に６等級から再スタートということは避けられます。保険会社を途中で切り替えたからといって、保険料が割高になることはありません。また、等級は家族間でも引き継げます。適用要件は同居の親族と配偶者間に係る保険の引き継ぎ契約であること。こちらも保険料を安く済ませるためのテクニックとして覚えておきたい基礎知識です。
【保険の更新時期・切り替え手続きはお忘れなく！等級引き継ぎの際の注意点】
上述した通り、基本的に無事故で優良ドライバーと認定されると、その等級も毎年ワンランクずつ引き上がって行きます。しかし、契約更新時の手続きを忘れてしまった場合や、切り替える際に手続きが滞ってしまった場合はその限りではありません。具体的には、満期日の翌日から起算して７日以上が経過してしまった場合。このケースではいくら高くなった等級でも、６等級からのスタートになってしまいます。ポイントを押さえ、万が一の備えとしての準備をしっかりしておきましょう。
